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英語の授業で学習者が身につけるべき能力は何か。次の3つがその能力になるだろう。

(1)たしかな英語力を身につけさせる。
(2)情報機器を使う能力(機械を用いて英語のやり取りをおこなう能力)を身につけさせる。授業では、iPad, iPhone などのハードウエアといろいろなアプリを使用させる。
(3)自律的に行動する力を身につけさせる。

たしかな英語力を身につけさせるには、学習者の能力を的確に判断することが大切である。学習者はスローランナー(slow learner)であるか、理解するのが早いのか、それら学習のパターン、くせをを初期の段階で見抜く必要がある。学習者のレベル、思考形式、などにあわせた教材の選択、授業プランニングができることが必要である。

学習者を適切に評価すること。直感も大切である。しかし、大人数のクラスになっていくと一人一人への注意は行き届かなくなる。大人数のクラスになると、科学的な評価方法を用いることになる。評価も診断的評価、形成的評価、総括的評価などがあるが、それぞれを用いて学習者を適切に導いてゆく必要がある。

情報機器を使う能力は現代においては必須である。ハンディな機器を活用することで、学習者は常に英語の音声を聴き、英語の文字に触れることができる。スカイプを利用すれば常に対面でコミュニケーションができる。有益なサイト、YouTube, アプリなどを学習者に教えて利用させるように奨励することができる。

自立的に行動する力を身につけさせる。これは、日本の文化においては難しいとよく言われる。上意下達(縦社会)の文化であるとよく言われる。教員から伝えられたことを、そのまま覚えることが学習になっている。学習者からできるだけ発言を引き出させるようにすべきである。教員と学習者が対等に意見交換は難しいだろうが、学習者同士の意見交換であり、教員はそのファッシリテイターであるようにすることが望ましい。

答えが教員から与えられるのを待っているのではなくて、自分から答えを探し出す能力である。教員からは答えを求めるのはなくて、答えの求め方を教えてもらうのである。

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