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今日は学生3名に自分の理想とするリスニングの授業について語ってもらった。それぞれが教室の前に立ち発表をする。まずは、Sさんの発表から始まる。Sさんは「生徒が興味を持つような教材をリスニングにすべき」との内容だ。具体的には、「流行の外国の曲などが聞かせるといいだろう」と提案してくれた。生徒は自分の好きな内容ならば、自然と興味を持つようになり、英語に入っていけるので、その方法を強く薦めていた。

問題としては、生徒たち全員が興味を持つような教材が見つかるかどうかである。ある生徒はポップスが好きかもしれないが、ある生徒はスポーツ中継が好きかもしれない。クラス皆が好きになるように教材を見つけることが難しいことだ。さらには、例えば、ポップスだとどうしても歌詞が流行に影響されるので、生徒は流行の言い方を覚えてしまう。流行の言い方は実は寿命は短いのである。日本語でも流行の言い方は直ぐにすたれてしまう。むかし、「チョーベリグッド」という言い方が流行ったが、今は誰も使わない。古風な言い方の方が返って長生きをするという事実がある。

sさんのプレゼン

次はEMさんの発表だ。EMさんの昔の先生のリスニング方法を紹介していた。その先生は、英語の教材を一回だけ聞かせて、それで直ぐに答え合わせをしようとしていた。どうしても聞き流しになるので、それだけでは力が付かなかったと述べていた。その時に、「その先生が、何回も繰り返し聞かせる、そして納得できるまで聞かせてくれれば、私達のリスニング力はもっと伸びたのに」と述べていた。

あと、リスニングとは関係ないが、単語力は大切だと述べていた。EMさんは、塾などで英語の単語力を付けたが、それが結果的にはリスニングの力の向上に役に立ったと述べていた。

EMさんのプレゼン
RMさんのプレゼン

三番目はRMさんのプレゼンである。RMさんは中学生が興味を持てる教材として、ジブリの英語版などを見せて聞かせるといいと述べていた。『となりのトトロ』などは、ぽつりぽつりと日本語をはなすので、対応する英語訳も短いセンテンスであり、中学生には分かりやすいと言っていた。また、アンパンマンなどの英語版は小学生にアピールできると述べていた。

英語の映画を見せること、それも日本映画で有名になったものの映画版が、生徒たちはすでに内容を知っているので分かりやすいので、そのような映画を利用したリスニングの勉強を薦めていた。


3名の学生の提唱することの共通点は、英語を楽しく、映画や歌を用いての授業を考えているようだ。ただ、この場合、debate などで相手との丁々発止のやり取りをするような英語力を身につけるのは難しい。やはり、ある程度以上のリスニング力を伸ばすには、苦役と言う要素が必要かと思う。単に楽しければいい、と言うものではない。ただ、現状の中学校の英語の授業は加重に文法や訳読中心になっているので、発表した学生たちは、その点の改善点を色々と考えてくれたようだ。

3人の学生には「ごくろうさま」と労をねぎらいたい。なお、このクラスは13名のクラスで写真の撮影の角度のために、数名しかいないクラスのように見えてしまう。本当はもう少し学生の数も多くて活発なクラスなのである。

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