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先週はSpeaking に関して、3人の学生から自分のおこないたい授業を提唱してもらった。今週もさらに3人の学生から自分のやりたい授業を提案してもらった。

Nさんの提案する授業

Nさんは、Speaking とは、(1)自分の頭の中で内容を考える、(2)その内容をどのように表現するか構想する、(3)それを実際に音声化する、という3つのプロセスから構成されると述べた。そのプロセスを有効に進める方法として、スピーチコンテストを提唱した。

Nさんの友人で英語が不得意な子がいた。その子は、自分はこのままではいけないと思って、英語スピーチコンテストに応募した。地球環境に関する内容で、約10分間のスピーチだった。友人はそれがきっかけで英語の関心を持つようになり、今はアメリカにいるそうだ。

その経験から、Nさんは子どもたちにスピーチコンテストに応募するように薦めるつもりだそうだ。そして子どものスピーチを添削するときは、文法的なことよりも、子どもが関心を持っている論点をより思考が深まるような形で修正していきたいと言う。

Nさん

Eさんの提案する授業

Eさんは、段階的にスピーキング能力をあげる方法を提案した。まずは、4名ぐらいを相手にして、Public Speaking を行う。それも、最初は自己紹介、次は家族の紹介である。高校生ぐらいになったら、「休日はなにをしていたか」、「好きな国について語る」というような内容がいいとのこと。さらには、「学生生活の思い出」などもよい。ただ、教員からお題をもらってスピーチするのは基本的には楽しくないので、究極的には自分で題目を選ぶようにすべきだと述べる。

聴き手からコメントをもらうといいのだが、小学生のときは、日本語でのコメントで、中学生以上ならば、英語でコメントを頂ければと思うとの提案である。

Eさん

Mさんの提案する授業

Mさんは、ディベートをする授業を提案していた。Mさんはアメリカに留学していたが、その時の経験から、金曜日にデイベートをする。月曜日から木曜日はそのための準備の時間だそうだ。人前で話す機会が多いので、自然とスピーチする能力が高まってくる。

ただ、毎週ディベートの時間があるのは大変なので、3週間にいっぺんぐらいの頻度がいいだろうと言っていた。なお、アメリカでのディベートだが、自分はどの立場になるかは、教員が決めるそうだ。原子力発電の是非を議論するならば、自分のグループは賛成か反対かは教員が決めるので、そのルールに従って議論を進めてゆくのだ。

Mさん

まとめ

3人の提案を聞いて、まとめると「自主性の尊重」ということだ。とにかく、生徒に教えるのではない、むしろ、やる気を出させさえすれば、あとは自然と生徒は伸びてゆくのだ。教師はやる気スイッチを上手に押すだけなのだ。

 

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