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ライティングは、学習者がかなり慣れてきたところで始めるのがよいだろう。今日は、3名の学生に自分が考える理想のライティングの授業を語ってもらった。
Iさんの説明
はじめは、Iさんである。誰かに伝えたいという強い気持がないとライティングは成功しない。何かを伝えたいという気持をどのように引き起こすのかがポイントにある。小学生ならば、「親への手紙」を書く。中学生ならば、「友人への手紙」を書く。高校生ならば、手紙形式の「創作物語」を書くようにすればよい。(私からの提案で、20年後の自分へという内容の手紙を書いておいて、どこかにタイムカプセルとして埋めておくといい)
なお、手紙の定型文を教えてその定型文に沿って手紙を書くように指導すべきである。とにかく、宿題として強制的に書かされるのは身に残らない。自分が好きな事を成し遂げることで、達成感を得られて、これはライティング能力の向上に役に立つ。このような提案であった。
RMさんの説明
RMさんは、ライティングは4技能の中で、一番難しいと述べている。ライティングをゲーム化して覚えることを提唱した。単語が大切であるから、カテゴリー別に単語を覚えすようにすべきだ。たとえば、フルーツに関する単語をまとめて覚える。定着をはかるために、繰り返し単語を覚えさせる。そして、次は単語の羅列でもいいから(殴り書きになる場合があるかもしれない)、単語を並べて相手とのコミュニケーションを計るとの提案である。
通常は、ライティングだと、スピーキング以上に文法的な適合性を意識して、そのためにそれ以上は進まなくなる。それゆえに、「単に単語を並べるのであっても、それはでライティングへの第一歩である」という意識を持つことはライティング克服の第一歩になる。

NMさんの説明
NMさんは、ライティングを好きになる方法をいろいろと考察している。まず、単語の並べ替え、穴埋め問題、全文書き取りなどから初めて、自分の好きなシーンの英文を覚えるといいとする。 その次は、交換日記などが効果的である。さらには、ペアなどで交換するのは、難しい場合は、学級日誌を英語で当番が書くようにするといいと飛べている。
また、絵本を書いてその英文を創作してみたり、4コマ漫画を考えて、その吹き出しにあう英文を書いてみるのも効果的である、と述べている。

まとめ
ライティングはどうしても妙案が浮かばないようだ。でも、動機付けさえあれば、そこから出発してゆくことができる。楽しい、高い動機付けをどのように確保したらいいのか、手紙を書くとか、交換日記、創作をするとか、の方法が提案されていた。
昔のような和文英訳の方法は、最近は好まれないようだ。