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今日の英語教育法の授業で学生二人が合計3つのゲームを紹介してくれた。
(1)はじめは「消しゴム取りゲーム」である。Halloween にちなんで関係する語を覚える。まず、iPad で文字と動物の絵を見せながら、発音をする。candy, pumpkin, witch, vampire, ghost, werewolf, coffin, bat, black cat, mummy などである。一通り、発音と画像、スペルを覚えた後、消しゴム取りゲームが始まる。

まず、二人でペアを作る。そして、中央に消しゴムをおく。二人は両手を頭の上に置く。教師役の学生がある単語(例えば、candy)が発音されたら、中央にある消しゴムを取るのである。ゲームが始まると教師役の学生が単語を次々に発音してゆく。そして5番目にcandy が発音された。そしたら二人は急いで取ろうとする。先に取った方がポイントを得た。これはいくつものバリエーションが可能である。指定する単語を二つ以上にして、どちらかがアナウンスされたら消しゴムを取るとか、3人以上で一組を作ることなどが可能である。

(2)次は、これをBingoにして行くゲームだ。まず、Bingoの紙が配られるので、そこに冒頭に覚えたHalloween関連の単語から選んで絵と単語を書いてゆく。ある学生は下のような絵を描きあげた。単語が言われるごとに丸でくくってゆく。
Bingo がアナウンスされるたびに盛り上がってゆく。Bingoが一位の人には、何かキャンディなどの景品を付ければよかったかもしれない。ゲーム後の講評の時には、小学生を対象としたゲームとしては、単語が難しすぎるのではとの指摘があった。それに対しては、低学年の児童がゲームをする時には、blue, red, yellow などの色に関する簡単な単語を使いたいとの回答であった。
なお、Halloween にちなんだゲームを10月31日にも学生が行っている。その記事もご覧になっていただければと思う。
(3)次は「Let’s go to the farm!」というゲームであった。まず、最初に農場で見つかるだろう、動物の名前、鳴き声、絵を覚える。Pig, Duck, Rooster, Goat, Cow, Sparrow などであった。なお、Flamingo などもあったが、この鳴き声は難しいようだ。
いよいよゲームである。4人で一組を作る。全員が下に伏せて黒板を見ないようにする。そして、先頭の人にだけ、教師役の学生は動物を教える。先頭の人は、身振りをして、次の人にその動物が何であるか教える。次の人はそれの絵を黒板に描く。次の人に教える。次の人はそれを見て、その動物の鳴き声をする。最後の人は鳴き声を聞いて、その動物名を当てる。持ち時間は2分間であり、その間にいくつの動物を当てられるかを競うゲームだ。
これまた盛況で皆楽しんだ。ゲーム後の講評として、ゲームの手順が難しいのではという話が出た。大学生の場合でも手順を理解するのに時間がかかったので、小学生に行うときは、手順をすっきりと簡単に説明する必要があるようだ。