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小学生の低学年から英語での月や曜日の言い方を覚える。いろいろな方法があると思うが、まず一対一対応で覚えるのが普通の手順だ。今日は1月31日ならば、January 31 という風に覚える。そして、今日の日付、自分の誕生日、友達の誕生日、クリスマスはいつ、と広げてゆき月に関する語彙をきちんと覚えるのである。
日本語の月名は数字だが、英語では、月名は名前がついているので、数学的な計算がしづらい。例えば、「Mayの2カ月間前はいつですか」「June から3カ月後はいつですか」などの質問は子供達はかなり頭を抱えてしまう。特に、「Feburary の4か月前はいつですか」などのように年がまたがるとますます難易度が上がる。
この場合は、子供達は日本語に直してから計算して英語にするようだ。May は5月だから2か月を引くと3月だ。するとMarchだという風に答えを導いてゆく。
曜日もこのように何日前は、何日後、という質問を用いることで覚えさせるといいだろう。「Monday の次の曜日は?」「Tuesday から3日前は?」などの質問をするといい。これも、グループを組んで互いに競わせながら答えさせると子供達は張り切るかと思う。
これは日本語に直してから計算することはできない。曜日の日本語名は数字ではないからだ。子供たちの頭の中は、「Monday の次はTuesday だから、そしてその次は」と指を折って考えてゆくことになる。
中国語だと、月曜日、火曜日などは、星期一、星期二と数字で表す。日曜日だけは星期日となる。基本的には数字で示すので、「星期一から3日後は、いつか」と質問されたら、即座に「星期四」と答えが出る。
まとめると以下のようになる。それぞれの文化の考えが垣間見られて面白い。
英語 月は名前 曜日は名前
日本語 月は数字 曜日は名前
中国語 月は数字 曜日は数字