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本日の英語科教育法の授業はCさんによるオーラルメソッドとは何かの発表であった。

このメソッドは言語学者パーマーによって開発されて、口頭練習を重視して日本人を対象にして開発・研究された教授法であると紹介した。聴き手の学生からの質問だが、これは純粋に日本人向けに開発されたのか、それとも世界中の英語学習者向けに開発されたものをパーマーが日本人向けにアレンジしたのかとの質問が出たが、回答としては、日本人向けに開発された手法であったが、それが広まるには、親交のあった長沼直兄(ながぬまなおえ)の功績が大であった、とのことであった。

Cさんの発表

このメソッドは当時流行していた文法・訳読法に対する方法として開発された。文字を提示する前に、学習者の母語を仲介しない口頭作業を行うものであり、ダイレクトメソッドのの一つであるとの説明があった。

Cさん配付資料の一部

デメリットとメリットの点だが、やはり同じ英文を聞いてそれを暗唱するだけという授業になりがちだ。これをどのようにして主体的に発話するようにするかという点で教師の力量が問われるメソッドであろう。

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