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リスニングの指導法について、学生4名から発表をしてもらった。4名の発表内容はそれぞれ異なるものであったが、ここではそれらをまとめて紹介したい。発表の趣旨は以下のとおりである。

(1)リスニング指導ではきちんとしたプロセスを経るべきである。それらは、事前指導、リスニング活動、事後指導である(名称をかえて、プレ・リスニング指導、ホワイル・リスニング指導、ポスト・リスニング活動ともいう)。単に聞かせて終了というわけにはいかない。

(2)事前指導では、教材に関する学習者の興味や関心を高めて、背後知識を活性化させる。難しい語彙などは事前に提示することもよい。リスニング活動では、一回目、二回目と繰り返し聞かせることでリスニング力を高めることができる。そのときに、何かタスクを設定するとよい。事後指導では、リスニング能力の定着を図ることである。また、文字情報を与えることで、聞き取れなかったか所を確認することができる。

(3)リスニングは受動的な活動ではなくて、能動的な活動である。これは、hear(聞く)とlisten (聴く)という言葉の使い分けにも示されている。よく、英会話教材にはただ聞くだけでリスニング力が付くと宣伝するものがあるが、それは間違っている。やはり、リスニングの場合にも、本人が何を聴いてゆくのか能動的・積極的に活動しないと力は付かない。

(4)リスニングと同時に、口を使う活動も必要である。それらは、overlapping, shadowing, dictation などの活動である。

Nさんの発表
Tさんの発表
Uさんの発表
Sさんの発表

 

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