スポンサーリンク

昨日のブログで英語科教育法の授業での課題の解答の前半をChatGPTで示した。今日はその後半の5つの解答をしめして、いろいろとコメントをしたいと思う。

6 ピアジェによれば、認識はどのように発達するか、説明をしなさい。
7 授業において、担任とALTはどのように役割分担をすればいいのか説明しなさい。
8 概念・機能シラバスとは何か説明をしなさい。
9 授業で、うた、チャンツ、ライムをどのように利用するか説明をしなさい。
10 TPRとはどのような教え方か説明をしなさい。

6 ピアジェによれば、認識はどのように発達するか、説明をしなさい。

ジャン・ピアジェ(Jean Piaget)は、スイスの発達心理学者であり、認知発達理論を提唱しました。彼の認知発達理論は、幼児期から思春期にかけての子どもの認知能力の発達過程を説明するもので、以下のような段階的な過程として理解されます。

  1. 感覚運動期(出生から約2歳まで): この期間では、幼児は主に自分の感覚と運動を通して世界を理解します。物体の存在を理解し、手で触れることや口で探ることによって世界を探求します。この時期の主な特徴は、物体の永続性(物体が視界に見えなくなっても存在が継続するという理解)の発達です。

  2. 前操作期(約2歳から約7歳まで): この期間では、言葉や象徴的な表現が増えてきます。幼児は自分の内面的なイメージや言葉を使って物事を表現し、理解します。また、思考がより複雑になり、非可逆性(物事が一方向にしか変化しないという理解)や中心化(注意を一つの特定の点に集中させる傾向)などの特徴も見られます。

  3. 具体的操作期(約7歳から約11歳まで): この期間では、幼児は具体的な物事に対する論理的な思考が発達します。物事を具体的な事例として理解し、逆操作(物事を元の状態に戻すこと)やクラス分類(物事をグループに分ける)などの思考ができるようになります。

  4. 形式的操作期(約11歳から成人になるまで): この期間では、幼児はより抽象的な思考が発達します。論理的推論や仮説の立て方、自分自身や他者の視点を理解することができるようになります。また、倫理的な問題や哲学的な思考も可能になります。

ピアジェの認知発達理論は、子どもがどのように世界を理解していくかを段階的に説明する点で非常に影響力があります。彼の研究は、教育や子育ての分野で重要な指針となっています。ただし、個人差や環境要因などが影響を及ぼすことを考慮する必要があります。

7 授業において、担任とALTはどのように役割分担をすればいいのか説明しなさい。

授業において、担任教師(Japanese Teacher)とALT(Assistant Language Teacher)は、外国語教育を行う上で重要な役割を果たします。効果的な授業を実現するために、役割分担が重要です。以下に、役割分担をする際のポイントを説明します。

  1. 言語の専門知識と教授法: 担任教師は言語の専門家であるため、言語の文法や表現、教材の選定などを担当します。また、教室の進行や学習計画の立案も担当します。一方、ALTはネイティブスピーカーであり、自然な発音や日常的な表現を提供できるため、リスニングやスピーキングのスキル向上に寄与します。(コメント:現在の日本において、ALTが頻繁に使われているのは小学校である。その場合の担任教師の位置づけは言語の専門家と考えるよりも、日本人として英語に取り組もうとする姿勢を見せることが重要である。中学や高校でもALTがいる場合もあるが、この時は担任教師は言語の専門家という風に考えることはできるかもしれない。)

  2. 文化や国際理解の提供: ALTは、自国の文化や習慣を紹介することで、言語だけでなく、異文化理解や国際交流の重要性を伝える役割を果たします。これにより、生徒たちは多様な視点や文化に対する理解が深まります。

  3. 対話型授業の実現: 担任教師とALTは、タッグを組んで対話型授業を実現することが大切です。例えば、担任が文法や単語の解説を行い、ALTが例文や発音の練習をサポートするなど、補完的な役割を果たします。

  4. ロールプレイやゲーム活動のサポート: ALTは、言語を使ったロールプレイやコミュニケーションゲームなどを通じて、実践的なスキルの向上を促進します。担任教師と共同で、生徒が参加しやすく楽しみながら学べる活動を計画することが大切です。

  5. フィードバックと協力: 担任教師とALTは連携し、授業の反省や改善点を共有することで、より効果的な授業を進めることができます。お互いの強みを活かし、協力して教育の質を向上させることが重要です。

担任教師とALTがチームとして協力し、相互補完的な役割を果たすことで、生徒の語学力と国際理解を促進する良質な授業が提供できるでしょう。

8 概念・機能シラバスとは何か説明をしなさい。

概念・機能シラバス(Concept-Function Syllabus)は、言語教育において用いられるカリキュラムの一種です。このシラバスの主な焦点は、言語を学ぶ際に文法や語彙といった単語や構文の知識だけでなく、それらの言語要素が実際にどのように機能し、どのようなコミュニケーションに使われるかを理解することに重点を置いています。

概念・機能シラバスでは、以下のような特徴があります:

  1. コミュニケーションの目的: このシラバスでは、学習者が実際にコミュニケーションを行う際に必要な言語スキルを重視します。例えば、特定の状況での挨拶や自己紹介、要求や提案の表現、意見の表明など、実生活で使われる言語機能を取り上げます。

  2. 概念の理解: 学習者に対して、文法や語彙を単なるルールや単語の羅列として覚えるのではなく、それらの言語要素が何らかの概念やコンセプトに基づいていることを理解させます。例えば、過去の出来事を表現する文法は「過去」の概念に関連しています。

  3. プラクティカルな演習: 概念・機能シラバスでは、学習者が実際に言語を使い、コミュニケーション能力を発展させるための演習やアクティビティが組み込まれています。ディスカッション、ロールプレイ、リスニング演習、ライティングなど、さまざまな方法で学習者の言語スキルを向上させます。

  4. 構文よりも意味重視: 文法的な構造や語彙の覚え方よりも、言語の意味や用法を理解することを重視します。学習者が文法のルールを完璧に理解していても、実際のコミュニケーションがスムーズに行えなければ目的が達成されていないとされます。

概念・機能シラバスは、学習者が自然なコミュニケーションを身につけることを目指し、実用的な言語スキルを習得するために効果的なカリキュラムとして採用されることがあります。

9 授業で、うた、チャンツ、ライムをどのように利用するか説明をしなさい。

(ChatGPTに質問するときは、「英語教育において」という枕詞を入れて聞いてみた。)

英語教育において、うた、チャンツ、ライム(歌、リズミカルな詠唱、韻文)は非常に有効な教材や教授法として活用されています。これらの要素を取り入れることで、生徒の言語学習を促進し、興味を引きつけることができます。

  1. 歌(うた)の活用:
  • 単語やフレーズの覚えや発音の向上: 歌はリズムやメロディを通じて単語やフレーズを楽しく覚える手助けとなります。また、歌の発音に注意を向けることで、自然な英語の音を身につけることができます。
  • テーマや文法の導入: 歌の歌詞は特定のテーマや文法ポイントを扱うことがあります。これにより、新しいトピックを導入し、学習者の興味を引きつけることができます。
  • リスニング力の向上: 歌を聴くことで、リスニングスキルの向上を促進します。特に、自然なスピーキングスピードに慣れるために有効です。
  1. チャンツ(リズミカルな詠唱)の活用:
  • リズムとインテリジビリティの向上: チャンツはリズムやイントネーションによって言葉を反復するスタイルです。生徒は音のリズムを捉えることで、単語やフレーズの理解とインテリジビリティを高めることができます。
  • パターンや文法の強調: チャンツは特定のパターンや文法に焦点を当てるのに適しています。例えば、疑問文の形式や時制の違いなどを反復することで、文法ポイントの理解が深まります。
  1. ライム(韻文)の活用:
  • 言葉の覚えや表現の促進: ライムは韻を踏んだ詩や詞を含みます。生徒は韻文を覚えやすく、楽しく感じることが多いため、単語や表現の記憶を助ける効果があります。
  • スピーキングと発音の練習: ライムをリズムを持って朗読することで、スピーキングスキルや発音の改善が期待できます。

これらの要素を授業に取り入れる際は、生徒の興味や年齢に合った歌やチャンツ、ライムを選択することが重要です。また、アクティビティやゲームと組み合わせることで、より楽しく効果的な英語の学習ができるでしょう。

10 TPRとはどのような教え方か説明をしなさい。

TPR(Total Physical Response)は、英語教育における教え方の一つであり、言語を身体的な動作やアクションを通じて学ぶ手法です。この教授法は、特に初級レベルの学習者や言語の発音や理解に自信のない学習者に対して効果的です。

TPRの主な特徴としては以下の点が挙げられます:

  1. 先生の指示に従って動作をする: TPRでは、先生が英語で指示を出し、学習者はその指示に従って身体的な動作をします。例えば、先生が「Stand up(立ち上がれ)」と指示したら、学習者は立ち上がります。「Sit down(座れ)」と言われたら座ります。

  2. 聞くことから始める: TPRでは、学習者は最初に話すことではなく、聞くことから始めます。先生の指示を聞いて理解し、それに従って行動することで、リスニングスキルや指示の理解力が向上します。

  3. 理解が重要: TPRでは、学習者による言語のプロダクション(話す)よりも、理解(リスニング)が重要視されます。学習者は指示を理解し、それに対する反応をすることで、自然なコミュニケーションの流れを体験します。

  4. 身体的な動作と結びつけることで記憶を強化: TPRは身体的な動作やアクションを言語と結びつけることで、学習者の記憶を強化します。身体的な動作を通じて、単語やフレーズをより長期的に覚えることができます。

TPRは特に子供や言語の初心者に対して効果的であり、楽しくインタラクティブな授業ができる点が魅力です。学習者が自然なコミュニケーションの場を提供し、英語に対する自信や興味を高めるのに役立つ教授法として、幅広く利用されています。

(感想)

ChatGPTの威力はすごいものがある。大学での期末テスト段階の試験ならば容易に解答してくる。今度から、学生に課題レポートを課しても学生はChatGPTを用いるなと言っても、隠れて使うのではないか。これからの大学の教育は、ChatGPTをうまく活用しながら行う必要が出てくる。しかし、どのように活用すればいいのか?これからは学会でもこの問題が大いに論じられるようになるだろう。

 
スポンサーリンク