スポンサーリンク

浄瑠璃寺訪問

和辻哲郎の『古寺巡礼』の中に、浄瑠璃寺についていくつかか語っていた。私はそれにならい、京都から南へ木津市にある浄瑠璃寺を訪れる。

DSCN6075

ここは、かなり閑散とした地域であり、京都というよりは閑散とした田舎町である。あるいは山奥と言っても良い。そのためか、日曜日という割には観光客の数は少ない。しかし、個人的にはこのような閑散とした所の方が自分は好みである。

DSCN6084

本堂の中に入る。受付で入場料300円を支払う。長い縁側を歩く。冬のために縁側を歩くのは冷たさがしみる。本堂の中には西方九体阿弥陀如来像がある。中は暗くて荘厳な雰囲気である。写真は残念ながら撮ることはできないようだ。観光客は、家内と私、それと他に3名だけである。私は阿弥陀如来中尊像の前の賽銭箱にお金を入れて家族の幸福を祈る。本堂をでてからは、三重塔を見る。冬の閑散とした雰囲気の中で歩くのは、ちょっと気持ちがいい。

境内はこじんまりとしている。池も改修中であり水位も下がっていて、工事用の機械や設備などが丸見えである。このあたり、荘厳さが欠けて残念な気持ちになる。

DSCN6089DSCN6093

この寺は外国人観光客もあまり訪れないのだろうと思われる。外国人のカップルを一組ほど見かけたのだが、彼らはよくこんなへんぴなところを見つけたなと感心する。彼らの国のガイドブックではこんなマイナーな寺まで取り上げるのか。この寺の中には英語での標識もない。パンフレットも日本語だけである。トイレは男女共用であった。西洋人の女性はおどろくのではないか。

DSCN6104

そのあとは、山門の外にある食堂でとろろそばを食べる。家内は鍋焼きうどんを注文する。庭も古びた雰囲気があり、この日は十分に楽しめた。

スポンサーリンク