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むかし、観光に関する講演を聞いて、中国人観光客に関して、ゴールデンルートという言葉を教えてもらった。それはどうやら、中国人観光客には定番コースがあるようだ。

それは、団体ツアーで、成田か羽田から入国、ディズニーランド→浅草・銀座→箱根→富士山→名古屋→京都→大阪から帰国)のコースである。講演した人は北陸観光の振興を唱える人で、このゴールデンコースがなかなか打ち破れないと嘆いていた。つまり、北陸にはなかなか中国人観光客は来ないという点を残念がっていたのだ。

北陸にまで外国人観光客が足を運ぶとなると、リピーターとなり、定番コースに飽きた人が出てくることが必要だ。昨今はビザ取得の条件が緩和されたこともあり、個人旅行が増えていると聞く。中国人観光客が自分で旅を組み立てるようになってくると、大勢がいく場所は避けたい。自分だけの日本旅行を企画したいと考えるようになるのだ。

個人で日本にくる中国人観光客の情報源は、日本旅行を何回もしたことがある中国人が発信するSNSの書き込みが中心だろう。それらを読んで「自分だけの日本旅行を作り上げてみたい。そのためにも、紹介してもらったあそこに行ってみたい!」となるのだ。すると、北陸地方でもチャンスが生まれてくる。今や、日本の地方都市、今まで外国人観光客とは縁遠かったところまで、外国人観光客の姿を見ることが増えてくる。

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