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2016-05-11

今日の授業のときに、小学生から英語を教えることに対してどう思うか質問をした。人によってはまず日本語をきちんとしてからという意見があるが、どう思うかと意見を紙に書かせた。その内容を数点紹介する。


導入に賛成(学生A)

外国語の活動としては、小学校の低学年からやることがいいと思う。教科として読み書きを始めるのは、また別のことだと思うけど。活動としてゲームなので学んでいくのはいいことだと思う。外国語活動の目標にあるように、コミュニケーション能力の素地を養えると思う。分かる言語、つまり日本語よりもあまり知らないけど、単語を言ったり、何とか伝えようとする言語のほうがコミュニケーション能力は養えると思う。幼稚園や保育園などで、英語の本当に基本的な表現をやっているところもあるし。実際私のいとこもやっているけど、楽しそうだし、少しでも話せるようになったといってくるので、低学年くらいから活動としてとりいれてもいいと思う。

導入に賛成(学生B)

小学校から英語を導入すべきだと思います。授業で小さいころに英語の音の違いを理解しておかないと、成長してから聞き分けることが難しいということと、小学生は真似が上手なので、先生が言った発音を耳で聞いたように発音することができると学んだので、小学生のころから英語を導入すべきではないかと思いました。また、小学校から高校まで段階を踏んで英語を学ぶことで、英語が苦手だと感じる子供が少なくなるのではと思いました。

導入には反対(学生C)

必要ない。国語の力(言葉の力、話す力、聞く力、書く力、読む力など)は、思考力・判断力・表現力など人生を豊かにする上でもっとも重視すべき力である。その力が低下する中で、英語の力を重視しすぎることは、国語の力の低下を進ませる。しかし、(現状の小学校での外国語活動は)、小学生の発達段階では、活動を楽しみ慣れ親しむ力に特化しているために、高学年から週1時間程度の活動を行うことは賛成である。


小・中で英語を教えたいという学生が主たる受講生なので、早期英語教育にあからさまに反対という学生はいなかった。ただ、1,2学年からはじめるべきとか、高学年になってからはじめるべきなどの、開始時期に関しては意見がさまざまであった。

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