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ライティングならば、最終的には自由作文か課題を与えた作文を行うことが最終目標である。そのためのプロセスを以下に示してみたい。なお、センテンスに関してはある程度は書けるようになっていることを前提とする。

(1)パラグラフ・ライティングで文を書くようにさせる。パラグラフ・ライティングはセンテンスの並べ方である。どのセンテンスを最初にしてどれを最後(結論)にするかで、その論理の流れは変わってくる。パラグラフ・ライティングとは論理の流れであること、センテンスの並べ方であることをしっかりと教える。

(2)具体的に、冒頭のトピック・センテンスに注目させる。そして、それを支持する支持文(supporting sentence)が3,4文ほどあり、最後に結論を示す文(concluding sentence)があることを確認させる。

(3)グループにしてbrain storming をさせる。最初は課題を与えることが望ましい。例えば、車は必要かどうか、血液占いは当たるかどうか、宝くじがあたったら何を買うか、などである。それらを日本語でのbrain storming (あるいはできたら、英語)を行う。英語でのキーワードをたくさん出させる。

(4)今度は各自が、これらのキーワードを骨格にしてセンテンスをたくさん書かせる。そして、それらのセンテンスをならべて論理的につながるようにする。つながらない部分は自分で新たにセンテンスを考えてとにかく通じるようにする。(単にキーワードと言っても出てこない場合があるので、10個見つけるようにと指示すると何とか出てくる)

(5)評価としては、クラスメート同士で見せ合って、互いに評価する。ABCのように3段階ぐらいに評価して、コメントを互いに入れるとよい。教員も時々は評価を行うことも大事である。

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