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現代の英語教育において、教育機器の活用は非常に大事である。と言っても私も最近、ようやくいろいろな種類の教育機器を使い始めたのである。それまでは、長い間、テープレコーダーそれからCDプレイヤーを主に使っていた。この十年ぐらいか、いろいろな機種を試みるようになったのは。

以下、どのような教育機器があるか考えてみたい。

視覚教材の機能と活用

1.教科書準拠のピクチャーカード(チャート)

(1)インターネットで無料のピクチャーカードが入手できる。

えいごばたけ http://eigobatake.x0.com/ 
English 4 Kids  http://www.english-4kids.com/flashcards.html
Free ESL Flashcards  http://www.eslflashcards.com/
kids@nifty     http://kids.nifty.com/study/abc_rensyu/index.htm
アルファベットABC英語カード http://www.sakunet.ne.jp/~hayaka1/abcd_card.html

(2)有料は以下のサイトなどがある。

mpi (http://www.mpi-j.co.jp/seminar/1815.html)   
うちだスクールウエブジャパン (小学校英語デジタルピクチャーカード)http://school.uchida.co.jp/index.cfm/19,857,73,310,html
チャッティーパンダ(会話/英語/教育/幼児/知育):ピクチャーカード http://www.childrensadaptable.win/-p-6445.html

(3)自作のピクチャーカード

毎回同じようなピクチャーカードだと児童生徒は飽きてしまう。それゆえに、実物、絵、雑誌の切り抜き、自作の絵、ポスター、地図、統計などを示すことで変化を与えることができる。

2.教室で使用する機器の機能と活用

日常的に使うものは、CDプレイヤー、教材提示装置、電子黒板、ノート・パソコン、タブレット、スマホ、iPod などが使える。

(1)CDプレイヤーを用いる。まずモデルリーディングを聴かせる。音声についてリピートさせる。オーバーラッピング(音声とともに読ませる)とシャドウーイングなどがある。学習者が持っている教科書にCDが付属している場合はそれを宿題という形で課題を与えることが可能だ。しかし、教員がCDを学習者分の枚数をコピーするのは、著作権の問題があり難しい。

(2)プロジェクター、オーバーヘッドプロジェクターなどを利用することで、さまざまな画像を提示できる。さらには、ポワーポイントなどを使うことができる。問題点としては、暗くすると学習者の眠気を誘うこと、カーテンなどを引いたりの動作で、学習時間が中断されてしまうことである。

(3)電子黒板は近年普及し始めている。従来のチョークで黒板に書くという方法ならば、学習者の理解度に応じて、その場で対応できるが、電子黒板だと前もって教材を完全に準備しておく必要がある。ただし、毎年データを蓄積することができるので、内容が年ごとに洗練されていく。

(4)ノート・パソコン、タブレット、スマホなどを使用することができる。自分でタブレットを常に持参することは大学生にならないと難しいかもしれない。しかし、タブレットを一定数保管しておいて、英語学習の時間に貸し出しをすることができる。それにより、フラッシュカード、YouTube、教員の自作の動画やブログなどを見せることで、学習を促進させることができる。

3.CALL教室の活用

現在は一時期ほどCALL教室の活用は盛んではない。その理由はスマホ、タブレット、ノートパソコンが普及して学生・生徒・児童はCALL教室に行かないでも多量の英語を聴くことができる。現状でのCALL教室の活用方法は一斉にe-learning を行ったり、DVDを聴いたりすることができる。また、質問をしたときに学生の解答の状況を教員は中央で見ることができる。

教員の役目

教育機器が次第に教員に置き換わりつつあると考える人もいる。日本人教員が発音の見本を見せるよりも教育機器から発せられる音の方がネイティブの音に近いなどの例が挙げられる。現在では、教員の役割は、学習の場を与えることである。それから学習法を教えること、すなわち facilitator の役割へと変わりつつある。

さらには、文法的な事柄のような理論的なことは教員が教えた方が分かりやすいのである。また、時々は小テストを行うことで、学習者の達成度を測り、あたえる教材の程度を斟酌することである。


結論的に述べると英語の学習法はインターネットを大いに活用すべきことだと自分は考える。英語力を身に付ける最上の方法は、YouTube で好きなプログラムを登録してそれを繰り返し繰り返し観て聴くことで学ぶ方法だろう。自動車が好きな生徒はそれに関する英語の説明を繰り返し聞いた慣れていくことである。それが一番の近道であり、学習者が飽きない方法であると考えている。その学習法を手助けすることが教員の役目である、と考えている。

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