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卒業論文の中間発表会が昨日あった。自分が指導した学生が3名ほど発表したので、その概要を簡単に紹介したい。
まず、Tさんだが、国際理解教育の必要性がどの程度小学校における英語教育で認識されているかアンケート調査を行い、その結果を発表している。先生方に小学校で行われる外国語教育は英語力の涵養と国際理解教育の二つの面があるとして、それらのどちらが重きを置かれているか調査したものである。アンケート結果では、英語力の重視が顕著であったが、Tさんは、国際理解教育の側面も重視すべきとの主張であった。

次のNさんの発表だが、小学校におけるモジュール授業がどの程度子どもたちに役立っているか調査した結果を報告している。実際にモジュール授業を行っている小学校に行き、そ授業参観を行った。また、モジュール授業を行っていない小学校も授業参観を行い、子どもたちの英語への反応はどうであるか比較対照している。これらの経験をもとに、モジュール授業の望ましい教案の作成を試みる予定である。

また、Nさんの発表は、英語教育ではなくて、観光の視点からの発表であった。自分の故郷である町の人口が減っている。この町を再び活性化させるためにも、観光業を盛んにしていきたいと考えている。その地域また日本の観光業の歴史を調べることで、自分の故郷の町の観光業発展のヒントを得ようとしている。自分の町にある、観光資源の再発見と徹底的な見直しが必要との結論だ。

その他にも他のゼミの方もたくさん順番で発表されたが、それらの紹介は割愛させていただく。発表の時間は少なくて、10分ほどで要領よく進めなければならない。それぞれ事前準備を繰り返し行ってきたので、中間発表会では上手に発表できたと思われる。来年になると、卒業論文の正式の発表会があるので、それまでに卒業論文をしっかりと書き上げることが必要である。